Kiitos Log House


= ログハウス完成後も、セルフビルド生活は忙しく楽しい =





[  秋田県 / 住宅  ]



セルフビルドの生活は住んでからもとても忙しく、


 

夏の間は、春先からの薪の準備や薪小屋の増設に始まり、




室内の造作、外構工事、煙突の延長工事や掃除、家庭菜園、草刈り


 

雑誌の取材、




真っ黒に日焼けして


 

楽しんでおります。




 

調度品を集めては飾ったりするのも、楽しみの一つであります。


 

更にはセルフビルドの特徴の一つだと思いますが、カーテンを例にして挙げてみますと、デザインや下げ方を思い描いているうちに中々まとまらないので、ちょっと面倒になり、後回しになって、しまいには、『無くても良いんじゃない!』とか言ってそのまま話は一旦お蔵入りになる。




そしてややしばらくしてから、『カーテンはインテリアの一部だー!』とか言い始め 、スイッチが入ったようにまた調べ始めるのです。


 

造作部の全てがこんな調子ですから、あっちこっちに店を広げ、手を付けては中断するといった様な事も同時に進行している次第で ございます。



冬の間と言いますと、家の中は暖かいので、常に薄着で体が動きます。

うかつにそのまま外に出てしまって、寒くてビックリして戻って来る有様です。




面白がって薪ストーブをガンガンに焚いていると、『何の罰ゲームなのよ?』と言いながら間冬なのにタラ〜っと汗を流して寝苦しい夜もあるほど暑くなります。

ゆったりとした時間の時には、ストーブの扉を開けっぱなしにして『焚き火モード』にするのも いいものです。




その時には部屋の照明は一切消して、真っ暗にします。

焚き火の灯りだけにして火の揺らぎを眺め、薪の爆ぜる音を楽しむのです。

それをつまみにお酒を飲むので野性味があって良いのですが、唯一注意点がございまして、それは確実に飲みすぎるということでございます。


ログハウスに住み始めてからは、奥様の編み物に始まり、手作りのパンやソーセージ、


 

誕生日やクリスマスの際にはケーキ作り、 薪ストーブをわざと燻し気味にしての燻製作りなど、


  

お家まで手作りしてますので、 食べる物や小物も やはり手作りしたくなったり致しまして やっぱり忙しいのです。

特に念入りに忙しいのが、薪ストーブの前での『居眠り!!』です。




寝食忘れて⁉︎コックリ、コックリ。夢中でございます。 あのポカポカした感じはまるで、催眠術のようです。




完敗です !!絶対に勝てません。







子供達とは言いますと、食事の後にはトランプをしたり、


 

友達が遊びに来た際には『 私も色塗ったりして手伝ったんだよ!』と言って自慢げに鼻の下を伸ばしながらストーブでパンを炙ったりして、お友達をもてなしたりしています。



実のところ、我家は空前の『落語』ブームでございまして、常に落語がBGMのように掛かっていて、クスクスと笑いながらストーブの前に集まっています。




皆一致して、お気に入りの話家さんは『桂 歌丸』さんでございます。聞きやすい!と。

『竹の水仙』に始まり、お姉ちゃんは『つる』、下の子は『ねずみ』、『厩火事』という話も夫婦の話で面白い。聴きながら 社会の勉強になります。

同じお話でも話家さんによって違うところも、中々面白いと話題になったり致します。

柳家小三治さんの『うどん屋』という話を聞いた後は、確実にうどんが食べたくなってしまいます。

当然その後の食事は、熱々の『鍋焼きうどん』になります。それも フーッ!フーッ!と姿を真似しながらです。




遠く北欧のフィンランドからやって来たログハウスと日本の落語。
不思議に溶け込んで、これぞ『和洋折衷』と言ったところでしょうか。

と熟語の使い方が間違ってはしないかと調べ直したりしている次第でございます。



もう直ぐ春になります。

晩秋から冬に伐採された薪用の原木が運ばれて来ました。 また薪の準備から始まる季節がやって来たのです。




毎年毎年、同じ様に繰り返し過ごして行くんだろうなぁ と思いながら、自分達で建てたログハウスの満足感も相まって、




毎日とっても充実した時間を過ごしています。

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005