短い、短い秋。

 

「 紅葉は あっという間に終わってしまうので、 楽しむ時間がないんだ 」 と フィンランド工場のM氏、

日本は 南北に長く そして高い山々も多いので 紅葉は場所を移動すれば 長く楽しめます。

しかし、フィンランドの秋はものすごく短く、

いよいよ秋だなぁ・・・と日本人なら誰でも感じる秋の風情を感じることもなく

今年も気がついたら家のまわりはすっかり落葉していたそうです。

フィンランドの樹木の大半は針葉樹でマツとトウヒが全体の80%以上を占め

次にシラカバが約15%、その他の広葉樹はわずか3%ほど。

もともと樹木の種類が少ないので一斉に色づき、そして一気に散ってしまうということなのでしょうね。

フィンランドでも今年の秋は暖かく、11月になってもなかなか雪が降らなかったようですが

ようやく周りの景色が真っ白になったそうです。

日が短くなり、出勤、退社時には暗くて寂しかった道も

いまでは雪の白さでちょっとは明るいログハウス工場周辺だそうです。

 

【 2011.11.21 】