森と湖そしてログハウスのFINLAND  ― 身を守る偉大な小物 ―

リフレクター (夜間反射板)

フィンランドなど 北欧諸国では 「 命を守る 世界で一番 安いもの!」 と呼ばれています。

このリフレクター、 日本でも形や素材は違いますが、 道路のポールや 自転車の後部などに取り付けられ

 車のライトに反射し、 事故防止に 一役買っていますね。

冬が暗くて長い北欧フィンランドでは 歩行者用として、様々なデザインやキャラクターの リフレクターが販売され、

なかでも 柔らかい素材のソフトリフレクターが人気。

子供服に縫い付けられるようなものから バッグなどに取り付ける キーホルダー式のものまで

おしゃれ小物としても 注目されています。

 

 

フィンランド交通局の調査では、 このリフレクターを付けた歩行者を ドライバーが確認できる距離は

ロービームで125m、 ハイビームでは330m先から という結果がでています。

ちなみに ロービームで走っている車から 歩行者を視認できる平均距離は 30mほど。

交通事故調査では、 リフレクターなしの歩行者が死亡したケースは、 リフレクターを付けていた歩行者の 10倍以上。

さらに、 「死亡事故の50%は リフレクターを付けていれば避けることができた」  と結論付けています。

このようなことから、フィンランドでは 2003年から歩行者のリフレクター着用を 法律で義務付けました。

一個 数百円で 命を守る 偉大な小物。

ログハウス周辺を 夕暮れ時に散歩したり、 外出の時は 積極的に 身に着けましょう。

 

【 2010.2.17 】