フィンランドのクリスマス習慣のひとつに、「花を贈る」 というのがあり、
この「クリスマスフワラー(Christmas flowers)」 は 1800年代の後半ごろからポピュラーになったそうです。
クリスマスフラーワーとして人気なのは、
日本でもクリスマスシーズンに出回るお馴染の
『 ポインセチア (poinsettia)』
「香りもしないし、毒さえあるのに・・・・」
とフィンランドの新聞が書いていましたが、
ヨーロッパでは クリスマスに「赤」を飾る習慣があるので
ポインセチアの赤が ピッタリだったのでしょう。
もうひとつ人気なのは 『 ヒヤシンス (hyacinth)』。
日本では 春に花壇で咲く花ですが、花のゴージャスさが好まれるようです。
また、ヒヤシンスは 日照時間が短くても 花が咲いているので 、フィンランドのクリスマス時期には うれしい花です。
雪が降り、日照時間も短い フィンランドの冬は
白とグレーの世界になるので、
そこに映える 「赤」 のものが飾られているだけで
部屋の雰囲気も 人間の気分も 明るくなります。
だからでしょうか、
最近は 『ウメモドキ』 のような赤い実の付いた枝も
この時期 売られているそうです。
日本人がお正月に ナンテンなどの赤い実を飾るのと 似ていますね。
[ フィンランド見聞記 15.12.16 ] Kiitos Log House