フィンランドM家のアドベントカレンダー

 

 

ヨーロッパなど キリスト教圏の国々では

クリスマスの4週間前から アドベントに入り、

日曜日がくると キャンドルを1本ずつ灯し、

4本灯ったら クリスマスがやってきます。

日本人が お正月を待ちわびる気持ちとよく似ていますね。

 

この時期、主に子供のいる家では アドベントカレンダー(Advent calendar)が 置かれています。

「アドベントカレンダー」という名前は知らなくても 絵本などで見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

12月1日からクリスマスまで 24個の「窓」がついたものが多く、

その日の「窓」をあけると 扉の下から絵や詩が出てきたり、お菓子が入っているものもあります。

 

 

フィンランド・ログ会社のM氏の

自宅ログハウスでは 家族一人一人に

アドベントカレンダーがあるとのことで、

M氏には 誕生日に 毎年長女から

プレゼントされるそうです。

 

一般的には アドベントカレンダーを

もらうのは小さい子供たちだそうですが・・・

 

 

みんながアドベントカレンダーを持つ M氏の家、

奥様(Sさん)のカレンダーは

「彼女が好きな サルミアッキ(Salmiakki)味のもの」

だそうです。

 

(サルミアッキは 日本人には馴染みのない味で

フィンランドの国民的フレーバーと言えるかもしれません

[ フィンランドの味 サルミアッキについて ]

 

「家族全員が アドベントカレンダーを持つのは 一種のジョークみたいなもの。

カレンダーから 何をゲットしたか比べ合うのも楽しいし、

いつまでたっても 子供みたいな大人 (SさんがM氏のことをそう言うらしい) もいるからね。」 とM氏。

クリスマスの当日は 家族で静かに過ごすことが フィンランドですが、

12月に入ってクリスマスがやってくるまでは 大いに盛上がり、そして楽しく 過ごすようです。

 


[ フィンランド見聞記 15.12.09 ] Kiitos Log House