ヘルシンキから近い外国・エストニア【フィンランドの旅15】

2015年11月、M氏と一緒にフィンランド・ログメーカーのPさんが日本を訪れました。

9月にオウルで彼女と会った際「次回はあなたが日本に来てね」と話していたのですが、
それが実現し、日本での再会をお互いに喜びました。
(と言ってもフィンランド人は私達がイメージする「オーバー表現の外国人」とは異なり、
彼女は静かな笑顔で喜びを表現してましたが・・・)

実は彼女、その時が初めての飛行機だったそうで、
オウルからヘルシンキまでの国内線では飛行機が揺れて酔ったそうだし、
ヘルシンキ-成田の長旅ではほとんど眠れず疲れたようで、
ちょっと辛い日本への長旅だったようです。

EUは「ひとつの国」という考え方なので、EU在住の人達は行き来が自由、
ヘルシンキの空港でもEUの人は税関をフリーパスでした。

だからフィンランド人もみんな簡単にホリデーは海外で過ごすのかと思っていましたが、
陸続きですぐ隣にあるスウェーデンは別として、他の国には出かけない人達も多いようです。

多くのフィンランド人にとって身近な外国は「エストニア」、
Pさんも 行ったことがあるそうです。

ヘルシンキから フェリーで 約2時間半、とても簡単に行けるし、
物価もフィンランドより安いので買い物に出かける人達も多いです。

 

 

エストニア・タリンの港からすぐ近くに世界遺産の旧市街地があるので
フィンランドのヘルシンキ市を訪れることがあったら
ぜひタリンにも出かけてみてください。(日帰り旅も楽しめます)

 

 

私たちが訪れた9月、旧市街には多くの観光客が訪れていましたが、
フェリー乗船者のほとんどが大きなバッグやキャリーケースを持って
旧市街ではなく街の中心方面へ去って行きました。

買い物が目的のようです。

夕方、ヘルシンキ行きのフェリーを待つターミナル待合室では
パンパンに膨らんだバッグや荷物を積んだキャリアーを持った人たちでいっぱいです。

 

 

よく見れば、お酒の箱を持っている人が多い。

そしてそのお酒の箱、ほとんどの人が3箱です。
アルコール持ち込み制限があるのでしょうか。

疑問に思ったことは、すぐに質問。
やさしそうなご婦人に聞いてみると、、、

「いいえ、制限はなくて自由ですよ。
だからたまに5箱とか10箱とか持っている人もいますが、
みんな 飲み過ぎはよくないことを知っているので、
買い過ぎないように自己セーブしているんですよ。」

フィンランドを旅している間に よく思ったことですが、
フィンランドは自由で大らかな国、
日本のような細かい規制はあまりないように感じました。

規制があることで規律正しくすべきだと考える日本人、
自由な分だけ自己規制するフィンランド人、
どちらも 真面目で諸外国から信頼される国民性ですが、
その根底にあるものは 随分違うようです。

 

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[ フィンランド見聞記 16.01.27 ] Kiitos Log House