宮城県にログハウスキット納品に出かけてきました。

先週の土曜日(12/13)、宮城県内でログハウス部材キット納品がありました。

荷降ろし作業をする場所は石巻港近くの空き地です。

 

 

見渡す限り平らな地で絶好の荷降ろし場所でしたが、
それもそのはずで、この付近は2011年3月の東日本大震災の津波を直接受けたエリアです。

4年前は倉庫や住宅、店などでにぎやかな場所でしたが、
今は全壊や半壊の建物 瓦礫もすべて撤去され、見渡す限りの平原になっていました。

 

 

古いカーナビで荷降ろし地に向かったので、
コンビニや工場などとカーナビには表示されるのに現況は原っぱという不思議な光景でした。

オーナーさんの住宅はかろうじて津波の被害を 逃れたそうですが、
いろいろ考えて自宅の裏山に(自宅より数メートル高い所)に
『離れ』兼『別荘』&『万一の避難所』として
ログハウスをセルフビルドすることを決断されたそうです。

ご自宅からの通り道は狭く、建築地には 部材を置く場所がなく、車や重機も入れません。

かなり離れた場所に部材置場を確保して、
ログ材一本一本を担いで崖を登りセルフビルドする覚悟のようです。

時間もかかるでしょうが
「のんびりやりますよ」とセルフビルドを楽しみにされている様子でした。

 

 

荷降ろし作業は大勢の応援隊と広いスペースのおかげで順調に終わりました。

冬の重労働はかなり体に負担がかかります。
無理をしないで、ログハウスのセルフビルドを 楽しんでください。

 


 [ ログハウス徒然草 14.12.15 ] Kiitos Log House