東京のセルフビルダーさんを訪問・・・・で、感動しました!

 

今までも何回か このコーナーで紹介したことのある 東京のセルフビルダーさんを 先日訪問してきました。

 

 

住宅仕様のログハウスで

「GP-88 R」 の115ミリ厚のログ材を

ご夫婦で建築されています。(完成間近)

 

オーナーさんは 転勤族なので

東京には 親戚や学生時代の友人もいません。

ロフトに かなり積み増しをしたログハウスを

ご夫婦二人だけで 建てられています。

本当に 感心し、それ以上に 感動しました。

 

 

オーナーさんは 大半の電気工事も

(電気屋さんが感動して 「指導するので自分でやったら」 との提案により 自分で工事をすることになったそうです)

そして テラス上まである大きな屋根も 防火仕様の軒天材を 夫婦で施工しました。

 

現在 体重7kg減 だそうですが、至って元気で 「本当に楽しいですよ!」 と ご夫婦が口を揃えておっしゃっるので

こちらの方が理由もなく 「本当にありがとうございます。」 と感動してしまいます。

 

建築地は 町田市といっても 東京都内です。 周りは 建物が密集していますし、出入り口も狭い土地です。

長いログ材を振り回して組み上げることや、騒音にも気をつかいながらの作業、 また 重機も入りにくい など

カントリーサイドでのログ建築では 考えられない苦労が とても多いようです。

 

ある時 「長いログ材を高所に組むときはクレーンを頼んだ方がいいですか?」 との質問に

「クレーン代がもったいない。 ともかく根性です。」 と回答しましたが、

夫婦で 10mx115mmのログ材組み上げ作業は 本当に大変だったそうで、

「結構、傷だらけになりましたよ。」 と笑っておられました。

ご夫婦のみでの屋根垂木の施工も 本当に重くて 大変だったそうです。

私達でも 屋根垂木組みは3人作業を想定している重労働ですから、 充分 その大変さは想像できます。

 

ともあれ、最近の若いセルフビルダー達(30代、40代)の顕著な特徴は 奥さんが完全に理解をし、

心から 「新しいログハウス住宅を旦那さんと建築し、子供たちとの理想の生活を実現するんだ」 と強い決断の上で

充分一人分以上の役割(ログ担ぎ、 電動鋸作業、屋根上での作業など)をこなし、

一緒に セルフビルドを敢行していることです。

 

そこには ”男のロマン”も、”男の隠れ家”も、”ワイルドな男のこだわり”も存在しません。

ただ黙々と ご夫婦で 将来の夢と子供との新しい生活の実現に向けて 作業されています。

 

あと少しです。

この東京のセルフビルド夫妻の感動の建築記録も 近日「キートスのセルフビルダー達」で ご紹介できると思います。

 

 


 [ ログハウス徒然草 14.05.15 ] Kitos Log House