七夕・・・フィンランドでは白夜で星が見えませんが、

ログハウス工場のあるフィンランドでは 7月は白夜の季節。 星を見ることはできませんが

天の川を隔てて、 日本の彦星と織姫の物語に似た 星の物語があります。

 

昔々 ズラミスとサラミという とても仲が良く、 いつも2人一緒の夫婦がいましたが

どんなに仲が良くても さすがに死ぬときも一緒というわけにはいかず、

それぞれ別々に天に昇り 星になりました。

 

2人の間はとても遠く離れていましたが、

仲の良かった2人は 星になっても一緒にいたいと 思うようになりました。

そこで2人は 天空の星くずを集めて 星の橋を架け、 そこで会うことにしました。

 

それから来る日も 来る日も 2人は星くずを集めては せっせと橋を作り続けました。

1年たち、10年たち・・・ 長い長い時が流れても 2人は橋作りを止めようとしませんでした。

やがて 千年もの時を経て、 2人の星の間には 立派な橋が架かりました。

2人が作り上げた星くずの橋 ・・・ それが 天の川なのです。

 

ズラミスとサラミは 自分たちが作った星の橋を渡り、 シリウスの元で 再会を果たすことができ

夜空で きらきらと輝きながら 今でも仲良く暮らしているということです。

 

フィンランドでは、シリウスは 「冬の夜の王」 といわれ、 日本で見るより ずっと低い南の空で輝く星です。

フィンランドの星物語は 星が良く見える冬が多いようですね。

 


[ フィンランド見聞記 11.07.07 ] Kiitos Log Ho