2010-03

ログハウスで自然暮らし

春一番の花 「マンサク」

春の初め頃に 山を歩くと木の枝に 黄色い 小さな花が ついているのを見かけることがある。 「マンサク」 の花である。 あまりに小さいので 見落とすかもしれないが 枯れ枝が なんとなく 黄色っぽくなっていたら マンサクの花が 咲いているのかもしれない。 この「マンサク」、 確かな語源は分からないが 早春にいち早く咲くことから 「まず咲く」・・・「マンサク」 となった説。 「豊年満作」 から 「マンサク」 となった説 などがある。 ちなみに 東北地方を中心に、 この花の咲き具合で 農作物の作況を占った といわれている。 小さな花を見て 一年を占う ・・・ 昔の人の、 ゆったりとした 心...
ログハウスで自然暮らし

冬は笹の葉っぱがウサギの糧

平地では ふきのとう が 顔をのぞかせる 季節になったが、 山の上の3月は、 まだまだ 冬山である。 積雪も多く 芽吹きも まだもう少し 先のこと。 スノーシューをはいて 山を歩くと、ウサギの足跡に よく出会う。 よく見ると 足跡が 笹から 笹へと 移動している。 雪の下から出ている 笹の葉を 冬の食糧と しているようだ。 笹の葉は 見るからに かたそうで おいしくなさそうだが、 食糧が乏しい冬は こんなものまだ食べているのだ。 野生の猿や鹿が 冬の間 木の皮を削って 食料にしているのと同じだ。 葉っぱが 茶色くなって 枯れた部分は 下に捨ててあった。 さすがに こちらは食糧として ...
ログハウスで自然暮らし

ログハウスの作業レポート

もう 10年以上前のこと、 まだ 「ログハウスのセルフビルド」 が こんなに 知られていなかった頃、 あるご夫婦が 離れとしてのログハウスを セルフビルドされていました。 8月に納品した部材キットは 週末のセルフビルドで 年末までには ほぼ使える状態になり 春には みなさんで ログライフを 楽しむまでに なっていました。 当時は インターネットも メールも まだまだの時代 でしたから、 ログハウス作業レポートは いつも週明けの月曜日に Faxで キートスに 届いていました。 作業内容だけでなく いろいろなことが書かれたレポートは 私達にとっても 楽しみでした。 ちょうど 今頃の時期...
ログハウスで自然暮らし

バードウッォチングの定番「ホオジロ」

気のせいかもしれないが 木々の芽が ちょっと 膨らんできたような 気がする。 そう思いつつ 木の枝を 眺めていると そこに 一羽の小鳥が ・・・ 頬が白い 「 ホオジロ 」 山のログハウス周辺でも よく見かける野鳥だ。 羽色は地味だがなかなか その歌声は 美しい。 バードウォッチングを 始めたばかりの頃、まだ 双眼鏡に 慣れていないせいもあって 双眼鏡を通して アップで眺められるのは、体が大きい 「 カラス」 と 縄張りを主張するために同じ場所で さえずり続ける 「 ホオジロ 」 ぐらいであった。 双眼鏡を片手に 森の中を歩いていると、 向こうから 同じく 双眼鏡を手にした人と...
ログハウスで自然暮らし

ふきのとう、食べる分だけ採るようにしよう。

「 ふきのとう 」 は、 春の訪れを告げる 山菜だ。 3月になると 「 そろそろ 出ているかな? 」 と考えるが 実は 意外に早い時期から 収穫できる 山菜なのだ。 2月、 雪の下では すでにふきのとうが 地面から 顔を出している。 だから 雪解けとともに地面に ふきのとうが 現れるわけだ。 2月末頃になると 日当たりの良い 土手などで 農家のお母さんらしい人たちが 農作業の合い間に 下を向きながら 土手を歩いている姿を 見かける。 雪が解けた場所で ふきのとうを 探しているのだろう。 ふきのとうは 素人でも 簡単に見つけられるので、 多くの人が ふきのとう摘みを 楽しむ。 自分で食べる...
フィンランド見聞記

森と湖そしてログハウスのFINLANDから  ― 増える密猟 ―

フィンランドは昔から狩猟が盛んな国で、9月下旬から12月にかけてはヘラジカの狩猟が解禁になります。 この時期になるとソワソワしはじめるフィンランド人も少なくないとか。 しかし、最近では許可なしにハンティングをする密猟が増え 狩猟に関する法律を強化する動きが出ています。 昨年は325件の密猟が発覚。この数字は氷山の一角ということで 管轄する農業森林省は、現在の罰金数百ユーロを数千ユーロに引き上げることを検討しているそうです。 おとなしく、まじめはフィンランド人。法律もキッチリ守る。 と思いきや、悪い人もいるのですねぇ・・・。 森や湖畔のログハ...
ログハウスで自然暮らし

2月のログハウス暮らし

あるセルフビルダーさんらのメールをご紹介しましょう。 ご夫婦で 素敵なログライフをされています。 ------------------------------------------------ 2月も すでに 過去となり、もう 3月ですね。 ログハウス暮らしから 自宅に戻ってきました。 先月は 大雪と大雨で 「 今年も 波乱な年に なるのではないか 」 と 感じてしまいましたが、 そう思ったのは 私だけでしょうか? そんな 波乱な年が 「 飛躍する年 」 と なりますよう 祈るのみです。 2月は ログハウスで、 麺工房室の 窓&ドアの 作成・取付をしました。 「うどん」 と ...
ログハウスで自然暮らし

雪どけの始まり

3月3日 ひなまつり 「桃の節句」とも言われるが まだ 周りに花は咲いていない。 もっとも 本来は 旧暦での行事なので 「桃の節句」も1ヶ月後 花の開花時期に あっていたのだろう。 花はまだ咲いていないが、 3月に入ると 雪国の景色も 春らしさを帯びる。 木の幹周りでは 雪が とけはじめ、 新芽も 少しずつ ふくらみを増す。 「雪解け」 が始まる時期に なったのだ。 明るい春が 近づいてくるのは うれしいが、 ログハウスの中から 美しい雪景色が見られるのも あとわずかと思うと ちょっぴり さびしい・・・。 [ ログハウスで自然暮らし 10.03.03 ]
ログハウスで自然暮らし

あるログハウスオーナーの来社

先週、 あるログハウスのオーナーさんが キートスの事務所に お越しになられました。 彼にとって 2棟めとなるログハウスの 部材キット契約が 来社の目的でした。 1棟めのログハウス建築時、 内装は セルフビルド、 基礎 ・ 設備 ・ 電気 など 専門工事は 自分で手配、 そして 荷降ろし作業 ・ ログ組み ・ 屋根仕上げ は キートスが 請け負いました。 「 今回も 内装は セルフビルドします 」 と オーナーさん。 「 今だから 話すけれど、 あの時 本当にセルフビルドできるのか少し不安だったんだよね 」 と キートス。 「 え、そうなんですか? 」 「 作業の説明をしている時、 それが ...
ログハウスで自然暮らし

霧の中からログハウス

霧の中から ぼんやりと ログハウスが 浮かび上がった。 目指していた 休憩場所となる 湖畔のログハウスだ。 この日は スノーシューをしている時に 濃い霧に 覆われた。 凍結した沼を 歩いていたので 周囲には 目印になるような 木もなく 前後 左右 上下 すべて 真っ白で 方向がわからない。 いつも持参している GPSと コンパスを使って 現在地や 進むべき方向を 確認をしつつ 歩んできた。 もし GPSや コンパスを 持っていなかったら、 道に 迷っていたかも しれない。 こういう時は 民家がすぐそばにあっても 道がどんなに 整備されていても すぐ先のものが 見えないので 遭難する危険と...