「森と湖そしてログハウスの国・FINLAND」の気候

フィンランドの国旗

 

今回はフィンランドの四季の気候について

 

3月頃になると、まだ雪が残っていても春の気配を感じるようになる。

そのころから徐々に日照時間も長くなり、3月には日中の気温が0度前後だったものが、

5月頃には10度を上回るようになる。

芽吹きの期間は、南部で4月下旬、北部ラップランドで5月下旬頃、

湖の氷が溶けるのもこのころからで、

北部では湖の氷がすべて溶けるのは6月になってからである。

 

6月から8月にかけてがフィンランドの夏となり、平均気温は20℃前後。

7月下旬には30℃を越えることも珍しくなく、

25℃以上の夏日も南部や中部で10~15日、北部でも5~10日程度ある。

そしてこの頃に雷雨が多いことは日本ではあまり知られていない。

夏の時期、北極圏以北では、太陽が地平線に沈まない期間が1ヶ月以上になり、

フィンランド最北端のウツヨキでは70日間も沈まない。

また、南部でも日中の時間が19時間ほどとなり、これが白夜と呼ばれる時期にあたる。

湖畔や森のログハウスで過ごすには最高の時期だ!!

 

8月も中旬になり、夏休みが終わるころから日が短くなり、秋を感じるようになる。

フィンランドでも秋には紅葉・黄葉(フィンランド語でRuska=ルスカ)が楽しめる。

北部では8月末から9月にかけて、南部では9月中旬~10月初旬にかけてが

ルスカの時期となる。

ルスカが終わり初雪が降るのは9月から10月上旬頃だが、

本格的に積もるのは11月頃からである。

 

雪が積もり、気温が氷点下になると本格的な冬。

北極圏では10月下旬からすでに冬の気配となる。

冬の積雪量は北部と東部で60~90センチ、南部では、20~30センチと

日本の豪雪地と比べれば少ないほうだ。

湖が氷るのは、11月下旬から5月中旬頃まで。

北極圏以北では、カーモスとよばれる太陽が地平線上に出ない期間が

12月下旬の冬至の前後で約1ヵ月半続く。

2月を過ぎれば再び日が長くなり、春の気配を感じることも。

一年のうちで一番寒いのは1月で、時には氷点下30度以下になるが、

乾燥した空気のためにそれほど寒くは感じない。

一年のうちで日の長さが極端に長くなったり短くなったり、

そして-30度から+30度まで気温差のあるフィンランド。

そのような環境で育まれたフィンランドのログハウス、快適なはずですよね!!

 


[ フィンランド見聞記 07.07.15 ] Kiitos Log House