ログハウス関連の用語説明

 

ここでは、ログハウス関連でよく使う言葉を 簡単に説明しておきましょう。

 

 

― あ ―

 

アックス: 斧(おの)の事です。昔のログハウスには必需品でしたが、最近のログハウス建築ではほとんど使いません。

アスファルトルーフィング:  屋根防水材のこと。屋根仕上げ材の下に引いて防水性能をより高める為に敷きこみます。

アスベスト:  石綿のこと。昔は断熱材として使用されていましたが現在は法律で使用を禁じられています。

校倉造り(あぜくらづくり):  丸太や角材を井桁に組む工法です。つまり太古の昔の日本式ログハウスです。

アーチカット:  ログ壁に施されるデザインカット。

アンカーボルト:  基礎と土台、もしくはシルログ(1段目のログ)とを緊結するためのボルト。

 

 

― い ―

 

イエローシダー: 米ヒバ。

インシュレーション:  断熱材のこと。

 

 

― う ―

 

ウェッジノッチ: ノッチの名称。その他にはサドルノッチ等があります。

ウエスタンレッドシダー: 日本での通称は米杉。最近ではデッキ材として有名です。

 

 

― え ―

 

衛生設備器具工事: お風呂、洗面台、水栓金具、給湯器等に関わる配管から設備設置工事の事です。

エクステリア: 建物の外部のこと。外壁や庭、外溝、屋外工作物などを含めた建物の外観全体を示す。

S・P・F (エスピーエフ): 2x4材(ツーバイフォー)で主に使われる種類のひとつです。スプルース、パイン、ファーの英字の頭文字をとったものです。一つの樹種をさす名称ではなく、見た目や強度が同じような材料の集まりです。

 

 

― お ―

 

オイルステイン(OS): 塗料。木部塗装で木目を生かした仕上げをする場合の着色に使います。外部には不向きです。

欧州アカマツ: 北欧産パイン材のこと。フィンランド・パインは、この樹種のうち、フィンランドで生育したものだけを指し、フィンランドログハウスでは殆どの場合この木材を使いマシンカットログで建築します。

大引き(おおびき): 根太をささえる木のこと。

 

 

― か ―

 

外構工事: 建物以外の外まわりの工事。門、塀、アプローチ、庭やガレージ、側溝、排水工事等のことです。

開口部: ログ壁、間仕切り壁、天井等のドアや窓を入れる為の部分。又は空間。

角ログ: ログ材の断面が四角いログハウスの総称。

カケヤ: 大きい木槌。ログビルディングには絶対に必要な道具。

笠木: (かさぎ) 手摺や腰壁等の上部の材のこと。

ガスケット: ジョイント部分の密閉性をよくするための材料のこと。

仮設工事: 一般に建築工事をする為に必要な電気、水道の設置、足場や仮設トイレ、養生も仮設工事のなかに含まれます。

仮組み: 実際の建築地以外でログ壁等を仮に組み立てること。殆どの場合、ハンドカットやポストアンドビームでおこないます。マシンカットではしません。

含水率: 木材に含まれている水分量の比率です。ログハウスの場合は20%以下が望ましいとされています。

 

 

― き ―

 

キー(Key): セトリング対策のために、建具枠に取り付ける板のことです。このキーをキーウェイに差し込むだけで釘等ではログに固定はしません。これでセトリングで壁が沈んでも、スライドすることにより、建具に影響がでにくくなっています。

キーウェイ(Key Way): 開口部に建具枠(キー)を入れる場合に、ログの断面に刻む溝のこと。セトリングによるログウォールの沈み込みを考慮して、建具に設けたキーをスライドさせるためにある。

 

 

― く ―

 

楔(くさび): 主に物を固定(締め付ける)する為に使います。又、材料を割るときは切れ込みに打ち込む

躯体: 構造体のこと。ログハウスでいえば主にログ壁のことをさす。

グラスウール: 現在もっとも普及している断熱材です。原料がガラスであるため、燃えることはなく有毒ガスも発生しません。しかし、施工時には粉塵がたくさん飛んでいるので吸い込まないようにマスク等の防護は絶対に必要です。肌の弱い人が施工すると体が痒くなったりもします。吸音性や防音性にも優れています。水分を含むと断熱性が著しく低下し、なかなか乾燥しないという性質がありますので施工には十分な注意が必要です。

グルーブ(Groove): ログの縦長方向の隙間をなくす為の溝のこと。主にハンドカットで使う用語です。

キシラデコール: ドイツで開発され、京都など国の重要文化財にも使われているという屋外木部用防虫防腐塗料(の商品名)。表面に塗膜を作らない浸透性なので、木目を生かすことができます。木部に深く浸透し、長期にわたって防虫防腐効果が高いのが特徴。

 

 

― け ―

 

珪藻土: 珪藻土とは海中の植物プランクトン(主に水中の藻)が化石化したもので、内外装に使用される壁材。吸湿・放出性に優れ、結露やカビの予防にも効果を発揮。

ゲーブル: 妻壁のこと。

ゲーブルドーマー: 正面から見て妻壁(▲の壁)がみえるドーマーのこと。

 

 

― こ ―

 

コーキング: すき間を埋めるための粘着質の材料です。

木口・小口(こぐち): 木材の端の断面のこと。

 

 

― さ ―

 

サドルノッチ: ノッチの名称。その形状が馬の鞍(saddle)に似ていることからこの名がついたそうです。ハンドカットログでは一番一般的なノッチではないでしょうか。

 

 

― し ―

 

シルログ: 一番下段(一段目)のログ。

ジャッキ: 木材を横に積むログハウスで柱を使う場合に必要不可欠な金物。柱の上部又は下部等に取付け、セトリングに対応する。

主要港: 東京、横浜、名古屋、大阪、神戸港等。

 

 

― す ―

 

スクライバー: ハンドカットログを造る時の必需品です。ログ材への墨付けをする為のとても重要な道具。

墨付け: 墨出し。建築で材料を加工する前につける印。印に沿って材料を置いたり、加工したりする。

 

― せ ―

 

設計契約: 設計図面を作成してもらう為に交わす契約のこと。ログハウス業界ではほとんどの場合、この設計契約を交わしたメーカーでログハウスの建築を行うことが多いです。中には設計契約がない業者さんもあります。

セトリング: ログハウスは壁全体が下がってきます。(天井が下がります)セトリングとは英語で沈む・落着くという意味で、木材は伐採すると乾燥し収縮します。縦方向に収縮することはありませんが、横方向には収縮し、痩せてきます。丸太を横に積み上げるログは一本一本乾燥して少しずつ収縮します。さらに ログ自体の重みでログ壁全体が下がってきます。この現象を一般的にセトリングと呼んでいます。このセトリングのために建具廻りや階段の設置には普通の建物とは違う対策が必要です。ハンドカットのログはもちろんマシンカットのログにもセトリングは起こります、機械でしっかり乾燥させていても木は生きていますので多少の変化はおこります。だいたい建築後3年目ぐらいでセトリングはようやく落着いてきます。その間はログの中を通っている通しボルトの調整や柱のジャッキの調整、階段下のスペーサーを抜くなどの作業が必要です。

セトリングスペース: セトリングによるログ壁の沈下は、普通に柱や建具等を施工すると、それぞれに圧力を加えてしまいます。この圧力を逃がすためにはそれらの上部にあらかじめ空間を設けておく必要があります。この空間のことをセトリング・スペースと呼びます。この空間には断熱材等を入れることにより隙間をなくし、目隠しのためのトリムボードで覆います。

 

 

― そ ―

 

造作工事: 木工事において床組み、ログ組み、小屋組み等の後に施される天井や床板、敷居・鴨居類、階段、棚や戸棚、床などの仕上げ工事全般のこと。

 

― た ―

 

耐力壁: 上からの重さ(垂直荷重)を支え、地震力・風圧力等の水平力にも抵抗できるように設計した壁のことをいいます。ログハウスの場合は、主にログウォールがそれにあたります。ただし、丸太組構法技術基準に適合するように、必要なサイズ(壁体の高さの1/3以上の幅をもつこと)などが定められており、この基準外であればログウォールでも耐力壁として認められませんので注意が必要です。尚、間仕切壁等は耐力壁とはいいません。

ダグラスファー: 米松。構造材から仕上げ材といろいろな部分で使われているのがダグラスファーです。スプルースやレッドシーダー等と比べると強度があり、ログハウスファンの間では人気があります。木目ははっきりしています。比較的樹脂が多く、建築後しばらくはヤニ取りが必要です。ログウォールで使用するのはハンドカットログで建築する場合が多い。又、当店では床や間仕切り、屋根垂木等の構造材として使用することもあります。

建方(たてかた): 木工事において土台~床組み、ログ組み、小屋組み、棟木を組み上げるまで工事のこと。

建具(たてぐ): ドア、窓、襖、障子等のこと。

建前(たてまえ: 建方に同じ。

垂木(たるき)小屋組で棟木から母屋~桁に架け渡される部材。屋根板を支えるための構造材のこと。

 

 

― ち ―

 

地耐力(ちたいりょく): 地盤が荷重に対して耐え得る強さのこと。調べる方法としてはスウェーデンサウンディングの他に土質試験等があります。

 

 

― つ ―

 

束(つか): 短い垂直材の総称で、床の下で大引きを支えるのもは 床束(ゆかづか) という。

束石(つかいし): 床下で束を受ける為の材。

壁(つまかべ): 小屋組みの三角形の壁。

2x4工法(ツーバイフォー): 正式には枠組壁工法といいます。2インチ×4インチの断面寸法の木材を基準にして、規格化された部材を組み合わせて床や壁などの枠をつくり、それに厚い構造用合板や石膏ボードのパネルを張って、壁全体に強度を持たせる。ログハウスでは妻壁のパネルや内部の間仕切り等でこの工法を使います。

 

 

― て ―

 

テクスチャー: 仕上げの材質感や肌ざわりのこと。この素材感で建物全体の感じが決まると思います。

手摺子(てすりこ): 階段または吹抜等の手摺の親柱等の間に縦に入っている材。

手待ち(てまち): 工事進行状況において他の職種との兼ね合いで中断したときのこと。段取りが悪いとこうなります。

天板(てんいた): 机・カウンター等の板のこと。

天端(てんば): 材の頭頂部の面のこと。

天窓(てんまど): 屋根や天井面に設けられた明り取り窓のこと。通常の垂直に取り付けられた窓に比べ3倍以上の光を取り入れることができると言われています。

 

 

― と ―

 

独立基礎: ベース(フーチング)からの立上り部分が柱になっており、その先端で建物を支える基礎。特徴は通風が非常によく湿気の多い地域によくみられる。ベタ基礎や布基礎と比べ、安価に施工出来ます。

土台: 基礎の上部にくる部材。

トップライト: 天窓のこと。

 

 

― な ―

 

生コン(なまこん): 生コンクリートの略語で、工場で調合したコンクリートをミキサー車で繰りまぜながら現場へ持ち込み、すぐ打込めるようにしたものです。

縄張り(なわばり): 敷地内に縄等を張って、建物の位置を表示すること。通常はお施主さんと業者が立会い、おこないます。

 

 

― に ―

 

逃げ(にげ): 部材同士の位置関係の余裕のこと。

 

 

― ぬ ―

 

 

― ね ―

 

根切り(ねぎり): 建物の基礎等を造るために、土を掘削すること。

根太(ねた・ねだ): 床の構造材。

 

 

― の ―

農地転用(のうちてんよう): 農地を宅地等の地目に変えることを農地転用といいます。建築物を農地に建てるためにはこの手続きが必要です。

野地板(のじいた): 屋根葺材の下地板のこと。

ノッチ: ログを井桁に組むときの交差部分をノッチと呼びます。

 

 

― は ―

 

配置図(はいちず): 敷地内における建築物の位置を示す図面のこと。建築基準法では、確認申請に用いる配置図に、縮尺・方位・敷地境界線・建築物の位置、擁壁・井戸・浄化槽の位置、敷地に接する道路の位置、幅員等を記載することになっています。

鼻隠し(はなかくし): 垂木の先端部(鼻先)に設ける横方向の部材で、垂木の先端部を見えなくするためのものです。

破風(はふ): 妻壁側からみて垂木の面を覆う部材のこと。

ハンドカットログ: ほとんどの作業を手作業で加工されたログをハンドカットログと呼びます。

 

 

― ひ ―

 

火打ち(ひうち): 火打ち材とは、床や天井裏に使われる斜めの補強材のこと。
木造建物で、水平に直交する部材の接合部・交差部がしっかりと固定されるよう、斜めにかけわたされた補強材のこと。地震の時などに建物の角がゆがまないように、土台面、床面、梁面などに必ず入れる部材のひとつ。土台の交わるところに入れるものを「火打ち土台」、胴差しや梁まわりに取り付けるものを「火打ち梁」という。現在では金属製の火打ち材もある。

 

 

― ふ ―

 

ファサード: 建築物の正面の外観のこと。

伏図(ふせず): 建築物の基礎・床・天井・屋根等の構造、使用部材の配置、大きさ、種類等を示す水平方向の断面図のようなものです。伏面はすべて上方から見て作図され、基礎伏図、各階の床伏図、屋根伏図等の種類があります。

付帯工事(ふたいこうじ): 建築物に付属する工事の全般のこと。

フーチング: 上部構造の応力を地盤に伝えるために、広げられた基礎底面の構造部分のこと。ベースともいいます。

 

 

― へ ―

 

ペアガラス: 二重ガラスのこと。窓・ドアに使用されます。一般の窓・ドアに比べ断熱性能に優れ、結露も起こりにくいです。

ベタ基礎: 建築物底面を全部1体の基礎盤にした板状の基礎のこと。

ベンチマーク: 建物の高さを定める為の基準点のこと。

 

 

― ほ ―

 

防腐・防蟻処理: 木材を腐り、シロアリ等の被害から守るために薬剤を塗布または注入して処理を行うこと。

ポストアンドビーム: 訳すと、柱と梁。日本人に馴染みのある在来工法のことですね。

 

 

― ま ―

 

幕板(まくいた): 横に長く張った板のこと。化粧を目的として使います。

まぐさ: 窓建具の上枠取り付けのための水平材。

間仕切り: 間仕切壁 部屋と部屋の間を仕切る壁。

マシーンカットログ: 機械で製材したログをマシ-ンカットと呼びます。様々なサイズや形状があり、主なものは角ログ・丸ログ・Dログ等で、ログ材断面の形状でこのような呼び方をします。

廻縁(まわりぶち): 天井と壁が交わる部分の納まりのためにつけられる材のこと。

 

 

― み ―

 

見切り(みきり): 仕上げの終点部分のこと。見切り材(見切りを納める為の部材)のことを見切りと呼ぶ事もあります。

見付け(みつけ): 材の正面から見た寸法のこと。

 

 

>― む ―

 

無垢材(むくざい): 混じりものの無い本物素材のこと。

棟木(むなぎ): 屋根の一番上の母屋材のこと。

 

 

― め ―

 

 

― も ―

 

モルタル: セメントと砂のみを水で混ぜた左官材料。主に仕上材として使いますが、幅の狭い部分の詰材としても使います。

 

 

― や ―

 

遣方(やりかた)建物の工事にかかる前に杭を打ち、貫(板材)を打ち付け、建物の位置や壁の中心などをしめすための作業のこと。

 

 

― ゆ ―

 

ユーティリティー: 一般に家事作業を行うための部屋のこと。洗濯機、乾燥機等の設備が備えられ、収納等も充実しています。

ユニバーサルデザイン: 障害者、高齢者、健常者、全てにおいて区別なく誰もが使えるように配慮されたデザインのこと。大事なことですね。

 

 

― よ ―

 

 

― ら ―

 

ラミネート材: 無垢の木材を何層かに張り合わせた積層材のことです。この材の良い所は無垢材に比べ、割れにくい・反りにくい・縮みにくい所です。

 

 

― る ―

 

ルーバー: ガラリのこと。換気、日照調整、目隠し等の目的で、主に建具や換気口で使われます。

ルーフィング: 屋根防水材のこと。主にアスファルトルーフィングのことをいいます。

 

 

― れ ―

 

レンジフードファン: ガスレンジの上部に設けるフードと換気扇が一体のもの。

 

 

― ろ ―

 

ログエンド: ログ材の端、小口周辺のこと。ノッチから外側への先端をログエンドともいいます。

ログウォール: ログ材で積まれた壁のこと。

ログシェル: ログハウスの骨組みのこと。

ログハウスメーカー: ログハウスの加工、輸入、施工などを行う会社のこと。

ログビルダー: ログハウスをつくる人 又はその工務店のこと。

 

 

 


 

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