1.自分で建てる「セルフビルド」を知る


ログハウスのセルフビルドを知る


2011年3月、東日本大震災の津波によって自宅の1階が一部損壊しました。

当時は、大工さんに修理をお願いしてもいつ来てくれるのか全くわからない状況でした。

穴が空いてしまった壁をよく見てみると、そんなに複雑な構造をしていないことがわかって、「これだったら自分で修理できそうだ」と思い、結局大工さんに依頼せずに、床下の泥取りから外壁の修理と内装を7か月かけて行い、何とか完了することができたのです。

そんな経験があって、職場の同僚からログハウスを自分で建てる「セルフビルド」というものがあることを 聞きました。




これまでDIYは好きだったものの、「家を自分で建てる」などといった発想は
全くありませんでした。

一方、ログハウスではありませんが自宅に薪ストーブを設置している友人が複数いて、薪ストーブのやわらかい暖かさを体験し、薪ストーブへの憧れも抱いていました。

そのような状況と思いがあって、「ログハウスを自分で建ててみたい」という欲求がじわじわとこみ上げてきたのです。

仕事も定年退職までわずかとなっていましたので、「自宅を娘夫婦に譲り、私たち夫婦は退職後にこじんまりとしたログハウスでのんびり過ごすのもいいんじゃないか」と考えてもいました。


ログハウスを建てる土地


土地は自宅裏の斜面に昔家屋が建っていた平地があって、建設地はここにしようと決めました。




自宅より6mほどの高さがあって、景色は抜群にいいところです。

ただ、面積がそんなに広くなく、更に背面が斜面むき出しの状態なので、うまく建築認可がおりるのか心配でした。

2014年6月、地元の建築士さんに建築確認申請を依頼し、8月 確認済証が交付されました。


基礎工事が始まる


10月20日、待望の基礎工事が始まりました。

遺跡指定地であったため、教育委員会の担当者の立ち会いの下で 工事が始まりました。

残念ながら(!?)土器などの出土はありませんでしたので、その後 順調に工事が進んでいます。






自宅の裏山斜面での工事は重機を入れるにも 難儀しましたが、ようやく基礎工事完成まであとわずかとなりました。






迷路みたいになったベタ基礎を、孫が楽しそうに走り回っています。




東日本大震災の際、自宅まで津波が押し寄せて床上1mほど 浸水しました。

そこよりも6m高いこの場所でのログハウスは、避難所としても機能を果たしそうです。

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