キートス・ログハウスキット HS-P53

失敗や積雪・・・ いろいろあっても、 今は楽しい思い出。

[ 新潟・新潟市 ]


「自分の部屋を持ちたい」とは世の中のお父さん達の切望。
やっと我が家でも「私の部屋」を庭に建てる決心をしました。



ログハウスキット


以前にミニログハウスを建てた経験があったので、ログハウスにすることは決めていました。

どんなタイプのログハウスにするかは随分迷いましたが、庭に建てられる大きさを考えれば選択の余地はあまりなかったような気がします。

最後までキートスのログキット「LP-44」か「HS-P53」の どちらにしようか 迷いましたが、最初からテラスに屋根がある「HS-P53」にすることにしました。

2009年9月にログ部材キットを契約し、11月半ばにフィンランドから部材が 到着することになりました。

部材到着までには基礎を完成させないといけないので、10月に基礎造りを開始。

そこからが「我が家のセルフビルド日記」の始まりでした。

 


基礎造り


穴を掘って砂利を敷き、そして点圧します。




簡易足場の自在足を置いて土台材を組みました。




高さの調整は自在足の調整によって行いました。




この部分はログ組み完了後に自在足ごと波板で囲い、セメントを流し込んで 固めました。




ログ組み1




ログ組みは多くの友人に手伝ってもらいました。




みんなでワイワイと楽しく積み上げたら・・・
後になって積み間違いが発覚!

一度積んだログを外すのは大変な作業です。




さすがに友人達には頼み辛く、夫婦二人で組み直しをしました。


ログ組みの反省点


ログ組みは目に見えて進むのが楽しく、指示しなくても作業が進みます。

でも、しっかりログ組み図を見て全体を管理する人がいないと、後で大変なことになります。

図面を見ながら統括する人を一人設定しておくべきでした。


ログ壁の電気配線




1階の桁まで積んだところで、ログ壁の間に電線を通しました。


ログ積み2




ロフト床根太になるログも配置し終えました。




「例年より雪が少ない」と言われましたが、それでも積雪があると作業前には雪退けが必要でした。


屋根作業




雪が降るとさまざま作業の効率が悪くなり、思うように進まなくなりました。

屋根タル木の上にも雪が・・・




積雪があると高所作業はできません。




それでもなんとかやっと野地板が張られ、母屋と接続するロフトの「連絡口」も形になってきました。

ログハウスは母屋より一段低い場所に建てているので、母屋とはロフトで接続します。




屋根仕上げのカラー鉄板はプロに依頼です。

でも、外壁塗装はもちろん自分たちで行ないました。


床張り


屋根まで終わったので、内装作業に入りました。

ロフト用床板は両面とも仕上がりが美しい板なので、どちらが上面かを間違えないように注意しながら張りました。





天井張り


断熱材を入れながら天井板を張りました。




端は廻し縁を使って隠すので、少し隙間があいても気にしません。




天窓も付きましたが、天窓周りを仕上げるのにはちょっと苦労しました。


内部階段




キット階段だったので、組み立ては簡単でした。


外付トイレ


ログハウスの中からと庭からの両方出入りできるように、「外付トイレ」を 設置しました。


  

換気を考え、トイレ窓はレバーによってガラス羽根が開閉する「ルーバー窓」にしました。


手作り家具


誰でも同じなのでしょうが、ログハウスが完成すると他にもいろいろと作りたくなるものです。


洗面台


 

洗面ボールの形状と支えとの関係で、うまくはめ込むのには苦労しました。


カウンターテーブル




余ったログ材や板材を利用して作りました。

余り材は結構便利ですよ。


薪ストーブ


ログハウスには薪ストーブを入れたいと思っていました。

そしていろいろなお店に話を聞きに行きましたが、薪ストーブの価格はもちろんのこと、設置費用もとても高くて諦めていました。

でもキートスに相談すると「小さい薪ストーブもあるよ」ということで、「ヨツールF602」を購入。

薪ストーブも、煙突も、自分で設置しました。




そしてホームセンターへ行ってレンガを購入し、薪ストーブ用防火壁も造りました。
特に難しい作業ではありませんが、防火対策なので手を抜かないように気を付けて作業しました。




薪ストーブの前でのんびり優雅な気分に浸りながら過すのが、冬の楽しみになりました。


セルフビルドをして


最初「ログハウスをセルフビルドする」と言った時、家族は「ミニログと違うから無理!」と反対でした。

でも作業を開始した後は、家族、特に子供達の「父親を見る目」が変わりました。

「何でもできるね〜」と感心してくれ、自分達の父親を「自慢できる存在」 と思ってくれたようです。




何事も最初の一歩を踏み出さないと始まりません。

「自分にできるのかな?」と悩む前に一歩踏み出せば、その後はどうにでもなるものです。

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005


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