4.棟上げ〜屋根作業


妻パネル壁と棟上げ、年内ぎりぎりセーフ!


ログ組みが完了した翌日、足場設置と電気工事の打合せをしました。

棟上げを12月29日に設定し、クレーン車の手配をしたので、それまでに妻パネル壁を仕上げなければなりません。

年末で用事多く、合間を見つけて作業を続け、棟上げ前日にようやくパネル壁が完成、フゥーッ。





12月29日、棟上げの日。
よく晴れて陽が差しているのに、空気は冷たく寒い一日でした。

クレーン車で南北の妻パネル壁を立ち上げ、筋交いで仮止め。
そのてっぺんに長い棟木を渡します。




命綱を腰に巻き、恐る恐る棟木にまたがり、金物のビスを打っていきます。

午後、垂木を一本一本のせては金具ビス止めを繰り返し、恐怖の棟上げ&垂木掛けは無事完了。




正月でしばらく来れないのでシートで厳重に養生し、本年の作業は終了です。


通しボルトは棟上げの前にやるべきだった


2015年1月5日、今年の仕事始め。

ログ組み完了時点でやっておくべきだった通しボルトを忘れていたので、まずはこれを通すことから始めました。

すでに垂木をつけてしまったのでボルト穴の周りの水平切込みがやりにくくなり、ノミで少しずつ削り苦労しました。

作業済みチェック表などあれば後先間違えず、順番通りできるのではないかと 思いました。

屋根がない間に降り込んだ雨水が床下10センチ以上たまり、1階仮床のコンパネの裏にはカビが生えていました。

水中ポンプで半日かけて汲み出しました。

午後、ログ壁にコンセントの穴あけ。

この時点で、ログ壁の電気穴に電気配線をお願いしました。




ログ間断熱材がしっかりしているので電気穴が貫通せず、電気屋さんが苦労していました。

長い園芸用の棒でつついて穴を貫通させました。


軒天野地板張り、裏表間違えてやり直し


軒天野地板はコンパネではなく、無垢の板を張っていくようになっています。




表面のきれいな方を上にして貼り、しばらくたってから軒天は下から見える方が表だと気づき、10枚ほどやり直す羽目に。

何せ初めてのことゆえ仕方ありません。
気を取り直してまた一から始めました。


面戸板、それって何?


軒天から天井裏に空気を通すすき間があり、それをふさぐ面戸板の取付がマニュアルを見てもよく分からず、電話でキートスに教えてもらいました。




垂木間寸法が少しずつ違い、一つ一つ長さを測って造作し取り付ける、手間のかかる作業でした。


泊りがけで屋根コンパネ張り


軒天野地板張りが終わったので、次は屋根部分のコンパネ張りです。

張る前に、妻壁と垂木間の室内壁パネルを差し込むすき間を確保するためにクサビを入れました。




これをやっていたので、室内パネル張りがスムーズにできました。

垂木に厚さ8mmの高さ調整板(工務店に作ってもらいました)をつけ、その上からコンパネを張っていきました。




垂木間がコンパネの規格通りではないので、いちいち寸法を測って丸ノコで切るのが大変でした。

しかも一人作業なので、ロフト床から垂木の間を通してコンパネを持ち上げるのも一苦労。

屋根の下の方はまだいいのですが、だんだん棟に方に上がっていくにつれて持ち上げるのが難しくなり大変でした。

ひょっとしたら一人では無理かもしれない・・・
とあきらめかけたのですが、2日かけて何とか全部張り終えました。
我ながら、あっ晴れ。

ロフト妻パネル壁筋交い取り外したのでロフトが広々となり、屋根も付いたので一段と家らしくなってきました。


屋根コンパネ、釘打ち機が活躍


この日は、コンパネを垂木に何百と釘打ちしなければなりません。

中古で買ったエアー釘打ち機でバンバン打っていきました。

なんと便利な道具でしょう。
金づちでひじも痛くならず、すいすい作業がはかどりました。




不ぞろいだった軒天野地板の端を丸ノコで切り揃え、屋根の姿がすっきりになりました。




屋根は急こう配で滑りやすく危険なので 、途中に仮の足置き板をつけて、棟に渡したロープに命綱を通し、腰に巻き付けて安全対策をしました。

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