5.屋根工事


屋根垂木


2×4の垂木を455mmピッチで端から取り付けていきます。

ログ妻壁部はピッチに関係なく垂木を取り付けます。




軒先の垂木は取り付け前に事前カット。(軒先でのカット作業は怖いので)




思いのほか綺麗にできました。




棟換気をするので、面戸板はφ10キリ穴をあけてから取り付けました。


屋根野地板


一人で野地板を屋根に持ち上げるために冶具を作りました。



野地板持ち上げ台


野地板を一旦腰の高さまで持ち上げて冶具に引っ掛けておき、はしごで屋根に上がり野地板を引き上げます。

これで一人で作業ができます。

野地板を張る前に断熱材カネライトインサーE-V t=55(1820×415)を垂木間に取り付けました。




野地板は t=15 T&G 構造用合板。千鳥貼りで軒から貼って行きます。

棟換気のための隙間が89-55=34mmあります。

ファミリー応援団も休日は屋根に上って、野地板張りをお手伝いしてくれました。

下から見ると高さはさほど感じないのですが、屋根に上がると意外と高くて怖いんですよね。
でも皆しっかり仕事をしてくれました。

Y君も日に焼けて職人さんのようになってきました。




野地板をなでながら「うーん我ながら良い出来だ」。でも何か変・・・?

応援団のHさんは、意外にも高いところも平気。




インパクトや金槌を持って、屋根の上をひょいひょいと歩いていました。

これ、私にとって意外な新発見でした。




カットが必要な野地板はガイドを付け、丸ノコで地上カット。




野地板施工完了。

中央は棟換気の隙間。軒両サイドに見える棒材は作業の足場。
足場を付けておくと気分的に安心感があります。

 

ルーフィング


6月5日、気温30℃以上で、屋根上の作業はとても辛い。
ルーフィングにぺたぺたと足跡がつく。




暑くてがまんくらべの作業となり、プロの屋根屋さんの大変さがわかる。

タッカーでパシパシ止め、1日で作業完了です。。
入梅してからも雨が降らず好天が続くが、これで少しの雨ならもう安心です。




破風板、鼻隠し板、軒先金物取り付け。

この部分は、シッケンズ・オパールホワイト2回塗り。

軒先金物は建築金物を扱っている近所の金物屋さんに有った標準在庫品をそのまま施工。



ケラバ水切り取り付け。


金物は使えそうな市販品を探して、近所の金物屋さんに手配してもらいました。

kmew屋根材プレミアムオレンジを使用。



ケラバ水切り接続部加工。


長さが短いので、途中でつないで使用しました。

6月8日、ケラバ水切り完了。




見た目がしまり、とても良い感じになりました。


屋根仕上

屋根材はアスファルトシングル。オークリッジプロ30、テラコッタブレンド。

ルーフィングにチョークラインを付け、説明書を見ながら軒先からスタータを貼り施工。




今まで運動靴で屋根作業をしていましたが滑り易いので、職人さんのように地下足袋を買ってはいてみました。

滑らないし自然な感じで、早く履けば良かったと思いました。
プロのマネはしてみるものですね。



右半分屋根完成。


シングル貼りは、ここまで一人で2日間。左側はこれから。

シングルをある程度をまとめて屋根に上げておくと楽でした。




棟換気の隙間の幅は76mm、これは使用する役物により指定があります。

今回は施工の容易さからオークリッジプロのリッジロールを使用しました。



棟部の様子。
右側の黒い帯状の物がリッジロール。




リッジロール取り付け完了。

この上に棟用シングル、ヒップ&リッジを専用釘で止めてゆきます。




ヒップ&リッジは両側の妻から取り付けてきます。

棟の中間で出会うので最後は釘止めができません。

最後の部分は適当に切ったヒップ&リッジにアスファルトセメントをたくさん塗って貼り付けました。



棟部材ヒップ&リッジ施工完了。




棟部はへの字形状なので、シングルセメントが乾くまで重しに角材を載せておきました。



6月12日 屋根完成


今年は例年より早く、入梅宣言が5月29日にありました。

雨に遭わないように 、ここまで早朝から夕方まで必死で作業をして来ましたが、幸い雨に遭わずラッキーでした。

6.天井張りへ

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