キートス・ログハウスキット LP変更タイプ

とにかく、ログハウスを安く建てたい!

[ 新潟県・新発田市 ]




結婚する時に新居としてログハウスをセルフビルドしました。

『新居は・・・自分で建てよう!』


あれから数年が経ち、わが家は拡張&変革を続けながら「スイートホーム」として楽しんできました。

今回ゆえあって、2棟めのログハウス建築を実行することになりました。


1.子供部屋が必要になった


結婚してから2人の子供に恵まれました。
もうすぐ3人目も生まれます。




結婚当初から想定していましたが、いよいよ子供部屋が必要になってきました。

今のログハウスに子供部屋仕切るプランも考えられますが、とかく子供という生き物は移動するたびに「おもちゃ」や「本」「衣類」「ごみ」などを放置して、あれよあれよという間に家中に陣地を広げていきます。

「こりゃ、大人と子供たちの生活空間を別にしないと、大人のくつろぎ空間を確保することは絶対無理」と考え、子供専用の別棟(離れ)を建築して渡り廊下でつなげようという考えに決まりました。


2.子供専用のログハウス


別棟として各々の子供部屋と子供たち共有の遊びスペースを確保して自由な子供世界をつくれば、大人用ログハウスはあまり荒らされないだろう(荒らされなければいいなぁ)と思い、別棟仕様の子供ログハウス棟を増築する計画にしました。

新しく別棟で一軒、建物を建てるなら当然ログハウス、もちろんキートスのログキットでセルフビルドです。

1棟めログハウスの時だって「少ない予算でどうやったら住宅が建てられるか」を文字通り実践し、本当に少ない予算で新居を建築できました。

もし全てを建築屋に頼んだら絶対に無理だったことはそのときに学習しました。

だから迷わずキートスの事務所を訪ね、子供用ログハウスと母屋をつなぐ渡り廊下も含めて打ち合わせをしました。

そして、、、
即決!!
即注文!!


3.ドーマーか、ログ積み増しか


1棟目のログハウスは、ロフトの居住性を高めるためにかなり大きなドーマを 設置しました。



(1棟目のセルフビルド)

ログ組み作業は勢いがつけばどんどん進みます。

棟上げまでは快調でしたが、ドーマーのフレーム組みやドーマー屋根と大屋根との繋がりなど建築技術を必要とする箇所は理解するのに時間が掛かり、足踏み状態だった時間が結構ありました。

そこで、今回のログハウスはログを組めば大半完成できるよう、ロフトにログ5段を積み増して、ロフトの居住性をよくすることにしました。


4.2棟目のセルフビルドはラク!


2棟目となると不安も疑問点も全く無く、気分的にも技術的にもとてもラクでした。

そのため「これからログハウスをセルフビルドするぞ。」という興奮もなく、ログハウスキットが到着した時も「さて始めるか」くらいな軽い気持ちでセルフビルドを開始しました。


5.真夏の荷降ろし


とんでもない8月の猛暑の中、ログハウスキット部材が到着しました。

建築場所にはコンテナが入れないので、近くのカントリーエレベーターの場所を借りて、そこで コンテナからの荷降ろし作業をしました。




この作業も今回が2回目なので順調に進み、二次輸送も合わせて午前中には終了しました。


6.ログ組み


今回、ログハウス建築の全てを一人で行いました。

奥さんは妊娠中の大事な時期で、決して無理は禁物。
子供たちはまだ小さいので、チョロチョロして危険です。




ログハウス建築の基本手順を学習すれば、ログ組み作業は驚くほど効率的で、短時間でログハウスが建てられます。

一人作業でちょっと寂しい気もしましたが、ログ組みは20日間程で終わらせました。





7.棟上作業


厳密には、棟上げと屋根垂木掛けの日だけ半日クレーンと半日応援一人を要請しました。




以前建てた母屋ログハウスで「ログビルダー」と呼んでも過言ではないほど技術や知識は身につきましたが、ただ"真夏の暑さ"はこたえました。

屈強なログビルダーでも屈強な精神力が少し足りなかったのか、始めようとしても気力がなえる、やり始めても気力が続かない、みるみる体力がもぎ取られる。

それに、あまりの暑さは命にもかかわりますから、休み休みの作業になりました。



それでも順調で、9月初旬には屋根仕上げが終わっていました。


安く建てるためのテクニック


今回は特に「安くログハウスを建てる」にこだわり、大げさに言えば 釘・ネジ以外の大半はインターネットで仕入れました。







電動工具、 床暖用石油ストーブ、掃き出し断熱サッシ、照明器具etc、格安で入手するができました。

普段からネットショッピングは利用しており、必要な物を購入していましたのでお手のものです。
(時々は不必要な物や失敗品なども買っていましたが・・・)

ネットショッピングでは、
・ネットショップは品物が見れない
・品物の詳細が質問し難しい
・思い違いの商品を購入しても返品しにくい
などの弱点があります。 

そこで、欲しい物があったらまず近くの大きなホームセンターや家電ショップに出かけて、商品の違いや使い方などの説明を良く聞いてきて 十分に商品の吟味をします。

そして納得してからインターネットで同じ物を探します。

インターネットでは商品ももちろんですが、必要な付属部品やできたら取扱説明書が付いているかを検討してから購入します。

半値で手に入るとはいえ、ディスプレイの写真だけでは なかなか判断がつきにくいものも多くあります。

手間を惜しまず慎重にネットにアクセスすれば、思いもかけないほど安く手に入れることが出来ますよ。

10万円の商品が4万円で手に入ったetc、自己満足も非常にセルフビルドのやる気を高めてくれます。(私だけかな?)


8.室内の完成へ


さしたる苦労もなく淡々とセルフビルドを続け、2ヶ月くらいで別棟子供ログハウスが完成しました。











渡り廊下の作成




子供用ログハウスの完成後に、母屋ログハウスのログ壁もくり貫き、2棟のログハウスを屋根付き渡り廊下で繋げる工事を開始しました。






この部分は2x4というか在来工法 というか、とにかく大工仕事を駆使して壁を建て屋根を掛ける工事で、多少未経験の建築技術が必要になりました。

あらかじめキートスさんと打ち合わせを行ってプランは出来ていましたし、そのために必要な板材(ログパネル、天井板、床板等)はコンテナでログキットと一緒に入手していましたので、これも順調(?)に進み、あとは外壁塗装を残すのみです。




これを機会に、母屋のログハウスも合わせて外壁塗装をしようと思っています。





さいごに


キートスさんに「苦労したことは、何ですか?」と聞かれましたが、

・掃き出しサッシをつける時に床板とのおさまりをじっくり考えた
(結局、枠を先に作ってなんとなく合わせただけですが)

・棟木の所から1階まで1本の通しボルトを通す時、建物の一番高い所に立ってプランプランする通しボルトを差し込む時に 非常に怖かったこと

その程度で、 本当にさしたる苦労も無くすんなりセルフビルドが終わりました。

1棟めのログハウス建築の時はログ部材が届く前から心配で、セルフビルドを始めてからも本当に出来るか不安で、いろいろキートスさんに質問して、出来上がった時には「出来た!」という感動が大きく、本当に嬉しかったです。

それなのに、今回は正直「あら、出来ちゃった」というくらいの感覚です。

本職の大工さんも家を建てるたびに感動なんかしてませんよね。
それだけ自分の技術もプロ並みになったということでしょうか・・・




もちろん完成後もそれで得た木工技術を駆使していろいろな物を製作してきました。

これからもセルフビルドの延長作業、まだまだ頑張って続けていきますよ。

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005


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