9.完成して3年、セルフビルドを振り返って





ログハウス完成後に玄関まわりや庭作りに着手し、2年後には外壁の再塗装も行いました。











庭での野菜作りも始め、春は菜の花に覆われた田舎家のようになり、初夏から秋にかけてはいろいろな野菜が収穫できます。




重くてログハウスに付けられなかったフラワーコーナーは、プランターカバーとして活躍しています。






最近、主人はバラ作りも 始めました。


ログハウス内部ではロフトの床を一部追加したり、棚を作ったり、




階段コーナーには好きな絵を飾ってギャラリーにしたり、




1階には書庫を作ったり、集めた薪で冬は薪ストーブの前でくつろいだり・・・




楽しく充実した日々を 過ごしております。


ログハウスを建ててから、早3年(もう3年)が経ちました。

ログハウスでの生活は馴染んで、当然のごとく、この家にずっと以前から住んでいるような錯覚さえする程です。
でも実際住んでいるのはまだ3年なんですよ。

庭木が大きくなり、ログハウスに貫録を与えてくれています。




ログハウスを建てる前、私達は 息子一家と同居していましたが、息子夫婦は 光熱費・食費etc親におんぶにだっこの生活で、「これではいかん」と思い、別居を考える様になりました。

その頃、住んでいた地域で区画整理が始まり、我が家も移転対象になりました。

このチャンスに息子と別居しようと思いました。

もうひとつ「ログハウスに住むこと」は私達の長年の夢でしたので、今がチャンスと思いました。

息子たちには家を建てる経済的余力は無いので、私たちが大工を頼んで息子の家を建て、出て行ってもらいました。
その為、ログハウス建築資金が十分には残りませんでした。

普通、家はプロが作るのが当たり前ですので、素人がセルフビルドなんて思ってもいませんでした。

キートスさんの「出来ますよ」という言葉が後押しとなり、その言葉が無かったら今のセルフビルドログハウスは無かったかもしれません。

資金的な面とログハウスへの憧れがセルフビルド になったのです。

建てたとき、夫 68歳、妻 60歳の高齢でした。




作り始めた時は、限られた期限内に住めるようになるまで完成出来るだろうかと不安をいっぱい抱えていました。

一旦始めた以上は止めるわけにいかず、キートスさんにいろいろ御指導頂いたり、息子にチョコット助けてもらったりして、最後はくたくたになって出来上がりました。

区画整理に伴う書類提出やログハウス建築前の確認申請、完成後の建物保存登記も経費節約の為自分たちで申請し、無事出来ました。

御蔭で、資金が少なくても体と知恵で小さい家が1軒 建ってしまったのです。すごいことですね、素人は恐るべきです。

高齢の私達が出来ましたので、体力と気力と知恵さえあれば セルフビルドは出来ますよ。

それに世界中探しても、あなただけの家を持つのはなんて素敵な事でしょう。

これからセルフビルドを考えている方、絶対出来るから大丈夫ですよ。

昨年あるご夫婦がセルフビルドログハウスを作られましたが、屋根屋さんや工事屋さんを教えて、確認申請は公が良いか業者が良いか、登記の問題、税金、保険等をおききになられたので、私たちが知っている事全てを教えてさし上げました。少しはお役に立ったかと思っております。

もしこれからのセルフログビルダーさんがいろんな事を教えて・・・とおっしゃれば、知っている事はなんでもお教えいたしますよ。
でももちろん、キートスさんに相談するのが一番ですが。

今からセルフビルドログハウスを考えている方々に、少しでも始めるきっかけや参考になればと思います。
・先ず一番は、希望を持つ事
・それに対して、努力する事
・そうすると大抵の事が不思議と叶います。

私たちはそのようにして大体希望が現実になりました。
ログハウスも然りです。

セルフビルドログハウスはとても気に入っていますし、住んで楽しいです。

何故って、 材料・構造等を 全部知っているからです。

そして、自分達で作った愛着感が有ります。

別荘の様な解放感が有りますし、外観がとても素敵です。

全部木だから、シックハウスの心配もありません。

地震にも強いと聞いていますので、心配していません。

今は夫婦で気楽に暮らしています。
家庭菜園、花を植えたりと楽しんでいるこの頃です。

年金生活ですので、やりくりして外出も楽しんでいます。

あとはいつまでも二人が健康であることを望んでいます。

残りの人生をボチボチと楽しんで生きていきたいと思います。
(これはあくまでも希望で現実は?)

隠居の年齢ですが、私達には家庭菜園、山の草刈り、薪作り、山の手入れ、ギフ蝶の保護、ボランティアとやる事がいっぱいです。
登山にも行きたいですし、旅行にも行きたいな〜〜!!!

こんな事を思うこの頃です。


セルフビルダーのみなさん、そして将来のセルフビルダーさんたちへ

「キートスのセルフビルダー達」や「ログハウス徒然草」を見ていて最近思ったことですが・・・

セルフビルドでログハウスを作ろうと思ったスタート時点から、みなさん動機やきっかけなど各々異なります。

あるセルフビルダーは資金に潤沢で、反対にあるセルフビルダーはぎりぎりの資金で・・・。

資金なんて関係なくただセルフビルドをしたかったという方、暇を持て余しているから作った方も。

次に完成するまでの工期が限られていたり、あるいはいつまででも良かったり。

セルフビルドをする人の年齢も、力があふれる若い方、あるいは我々のような高齢・・・とここでも違います。

お友達や知り合いなどの助っ人がいる方、あるいは一人で、または夫婦でのセルフビルド。

ゆっくりセルフビルドされる方、手際良くぱっぱとスピーディーにやる方。
器用なセルフビルダーさん、 ブキッチョなセルフビルダーさん。

・・・というように「セルフビルダーが100人いたら100例 ある」ということですね。

ただ一つ共通していることは、セルフビルドは誰に強制されたわけではなく、自分が「作りたい」という意思で やっている、あるいはやったということです。

そして、ブキッチョで、あるいは器用に仕上げ、自分自身のベストを尽くして出来上がった時、作り上げた喜びは皆さん大きい(大きかった)でしょう。

今セルフビルドをされている方、人それぞれ違うからあなたのマイペースで進めて下さい。

世界中であなたが一番頑張っている(頑張った)セルフビルダーだということを、胸を張って誇って下さい。

他のセルフビルダーさんのことは確かに気になるかもしれませんが、「100人100例」だから気にしないで。

出来上がった時、セルフビルドログハウスはあなたの勲章ですからね。

「何処にもない、世界で一つの貴方だけのセルフビルドログハウス」、
素敵なことです。

マイペースで、どうぞ頑張って!!




私達ブキッチョ夫婦のセルフビルドログハウスですが、 いつも楽しく暮らせていることに感謝しています。

「セルフビルドをして本当に良かった」と今でも思っています。

トップに戻る

キートス・ログハウス 〒950-2022 新潟市西区小針2-17-1 TEL 025-233-5005