15.雪の中で・・・


前ページに足場崩落のことを書いたが、
初積雪が2007年暮れの12月16日、そして足場崩壊が翌年1月9日。



(2007.12.18 根雪になる )


その後も雪はよく降り、2月末にはおよそ1.2メートルの積雪が残っていたが、その後の雪は少なく、3月末には根雪がほぼ消えた。


しかし、その間も雪を掻き分けながら小屋に入り、ドアや窓の取り付け、内部柱の仮付け、ロフト床張り等の作業を行ったのであった。

厄介だったのは、作業中のログハウス雨漏りである。
ログハウスの屋根がまだ下地のアスファルトルーフィングだけだったので、足場がちぎれたときに相当に痛んでしまったからだ。

雨降りや雪解けのたびにロフトにバケツを並べる始末であった。



(2007.2.26 積雪1.2メートル)



怖いのは、冬の泊まりである。

愛犬『トット』とともに、泊まりはわがツリーハウスである。

灯油式のサロンストーブでインスタントラーメンをつくり、お餅を焼いて、熱燗でいっぱいやりながら長〜い夜を過ごすのであるが、寒い!

もちろんストーブは点けっぱなしで、寝袋は二重にしてくるまる。
それでも震える。

外は零下10度くらいか。

雪の森、人家なし。

風が吹くたび、雪や枝が落ちる。
その音が踏み音に聞こえる・・・

木とツリーハウスがきしんで、異様な音を出す。
話し声のように聞こえる・・・
「まさかこんな夜に、雪女が来たりしないよなぁ」

トイレに出るのが怖い。
寒い。

結局、一晩まんじりともせず、
夜が明けるのを待ちわびる。


だけど、冬の朝は素敵である。



あたり一面の雪である。

ひと気のない散歩道は、
ダイヤモンドダストが迎えてくれる。

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