4. 雨対策には苦労したログ組み


ログハウスの土台敷き


2015年 10月31日〜11月2日




部材が届いてから雨などで数日作業ができず、やっと2日がかりで土台とハーフログの穴あけ加工が終わりました。




加工と同時に、排水管・水道・ガス管の工事も並行して行っていただきました。

3人がかりで作業され、1日で作業完了です。
本当にご苦労様でした。






約50カ所あるアンカーボルトの座堀りは、とっても苦戦しました。




特に座堀りする部分に節がくるとノミを叩いても跳ね返され苦戦 …

また、電気穴とアンカーボルト位置が重なったりとトラブルもあり、時間がかかりました。




でもハーフログやフルログの座堀りに苦労したのも、今ではとってもいい思い出です。


ログ材の並び替え


座堀りが終わってから、1段目、2段目のログ探し!

これもA1〜A4の梱包部材リストでは見つけられても、実際には梱包の一番底の方にあったりで、取り出すのに時間がかかったりと、とても大変でした。

ログ材を探すことに苦労した為、途中33段目〜8段目、9段目〜16段目という感じで部材の整理をしました。




整理と同時に、短いログ材や2メートル以下の部材はある程度ログ積みをする付近に積んで置いておくと、1日で効率よく4〜6段積み上げる事が出来ました。

手伝いに来ていただける人数が多い場合は、ログ積みより先に部材の整理をした方がその後のログ積みがとっても楽です。




高校時代の友達が部材の整理に来てくれました。ありがとうございました。

これで今後の部材探しが楽になりました。


1階部分のログ組み


ログ材が番号順に揃っているとログ積みは楽ですが、もっと大変なのが断熱材を貼る作業!

二人で貼っても時間がかかります。
立って作業ができない為、腰にきます。




これからログ積みされる方には「頑張って下さい」としかアドバイスできません。

唯一アドバイスできるとしたら、「断熱材テープを余り材に通して脚立にセットし、コロコロと引き出すように引っ張れば少しは楽かも。」

ログ組み中は雨と風との戦いです。

最初のうち(4段目位まで)は10m×10mのブルーシートを買って、真ん中に棒を立てて、テントのようにしてログ積み部分全体が隠れるようにしていました。

6段目頃になると一部に水溜りが出来てしまったっり、ブルーシートが風によって舞い上がりログ材と擦れて破けたりと、ログ積みより雨対策の方が大変!!




途中からは、電気屋さんのご好意によりお借りしていた ユニック車のクレーン部分を伸ばし、その上にブルーシートを掛けて屋根を作り、雨でも内部の作業が出来るようにしていました。




これで雨対策はバッチリだったのですが、ほぼ毎日の雨でブルーシートには毎日水溜りが、、、






朝からの水抜きが終わると、内部に置いてある木材の断熱材貼り、そして厨房部分に開いていた穴から基礎内部に入った水抜き作業。

もう雨はこりごり!

ログが6〜7段目あたりになった頃に、足場が組まれました。






足場が組まれれば、ユニック車にブルーシートをかけ屋根にすることは出来なくなり、ど真ん中に間柱材と余り材を利用して柱を立て、テント方式にしていました。






また、1階の床根太を施工し、構造用合板を買ってきて仮床を敷きました。




晴れた日を狙って、ログ積み再開です。

毎週金曜日になると、大阪から叔父さんとお友達が手伝いに来てくれ、ログ組みが進みます。




叔父のお友達は工務店の方で、一度ログハウスを建ててる現場を見たことがあるみたいで、凄い頼りになりました。










[ 叔父からの応援コメント ]

「甥っ子のため大阪から車を飛ばし、手伝いの日々。
初めての体験で楽しい。(自己満足)
役に立ったかどうか?

その代わり助っ人を連れて行ったのが良かった。
ミスターN工務店!Nさん!頼もしい人です。

完成までもう一息、『 ガンバレ K!』

寒さに弱い叔父さんでした (*^_^*) 」


ロフト部分の梁


部材が到着してから3週間程でロフト部分の梁を施工することが出来ました。




が… 、
キートスさんから貰っていたマニュアルに「叩き込みに注意!」と書かれているにも関わらず、見事に打ち込み過ぎました・・・






ログ積みをしていると、ついつい叩き込みたくなってしまいました!

本当に叩き込みに注意してくださいね!



テラスの柱立て


手伝いのお陰で、雨の合間を利用して着々とログ積みが進み、ロフトの梁施工まで進みましたが、テラス屋根のオプションも注文していたので、テラス柱の施工が必要になってきました。

マニュアルにはダボでログと柱を繋げるようになっていたのですが、柱とログ材を繋ぐダボ穴がありません。

キートスさんに電話で確認したところ、
「ダボ穴を開けてログと柱を繋ぐか、鉄の棒が入るくらいの大きさ12ミリの穴を開けて繋ぐかどちらでも良いですよ。」
とのことで、 ダボ穴を開けてログと柱を繋げることに!

テラス柱4本のうち、真ん中の2本は13段目と14段目のログを下でつなぎ合わせ、いよいよ柱と繋げる作業。

下で柱を支えて貰って、足場を使いながら5人がかりで柱の上に繋ぎ合わせたログをのせました!

まだグラグラして不安定なため足場に仮固定し、あとは両端の柱の設置です。

これも同じように穴を開けてログとつなぎ合わせ、建屋から伸びてきたログ材と叩きあわせてから真ん中2本の柱、ログ材とログ間接続金具で固定しました。




これでバルコニー部分の梁も設置できるようになりました。

テラス柱部分は予想以上に時間がかかります!


2階部分のログ積み


ロフトの梁が組み終わると、1階の仮床にしていた構造用合板を梁上に移動して、ロフト仮床を作りました。




ロフト下部にログ組み増しをしたので、ここからまだ4段分のログ積みです。




この頃になると、長い1本物のログはとても重く、足場がある為簡単に上げることが出来ません。




そこで、、、ユニック車(小型移動式クレーン)の登場です!

4本ぐらいを一気に持ち上げてロフト部分に仮置きです。

妻壁もログ組みにしたので、この部材もすべてクレーンで吊り上げてロフト部分に置きました。




11月末からはずっと雨だったり、晴れた時には法事だったりで、ログ積み作業が出来ずにいましたが、12月に入ってからようやく4日程晴れの日が続き、ロフト下部4段のログ積みや妻壁のログ積みができました。




妻壁部分になると段々ログ材も短くなり、積みやすくなってきました。


棟上げ


棟上げはユニック車と電気屋さん、親父、私の3人で行いました。

棟上げは、借りているユニック車でできるか、それともクレーン車を手配しようか迷ってましたが、一度ユニックのクレーンを伸ばしてみて距離を測ってみることにしました。
1メートル位足りないかも…

電気屋さんが「仮の柱鉄筋で作ってくるわ!足りない分はそれ使って人力で引っ張って上げよう。」ということになりました。

晴れ予報 最後の日の午前中、 やっと妻壁のログ積みが終わりました。




午後からは棟木をログ上に乗せる準備をして、ユニック車で棟木を吊り上げました。

少し届かないかも…と思っていた棟木の設置も、鉄筋で作った仮柱も使うことなく、あれよあれよと スムーズに行うことができました。

棟上げに感動することなくスムーズすぎて、あっという間でした。




「写真を撮って」と頼んでおけは良かったのですが、棟上げ前と完了後しか 写真がありません。一番大切な節目のはずが、、、

棟上げの様子は絶対誰かに頼んで、撮ってもらって下さいね!!





ログ積みとは関係ないですが、
日曜日になると現場2階テラスから「SL北びわこ号」が綺麗に見れます!

汽笛が鳴ると、つかの間の休憩です。
男としてはワクワクする瞬間ですね。

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