北海道のセルフビルダーさんからの荷降ろし報告

昨日(8月4日)、北海道のセルフビルダーさんに フィンランドから ログハウス部材キットが届きました。

荷降ろしの写真と報告が届きましたので その一部をご紹介しましょう。

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無事に キット搬入が終わりました。

荷降ろしが貨物会社の敷地内で行えたため、 予定の大型クレーンと4トンユニック以外にも

フォークリフト、ショベルカーなどが 状況に応じて使えたので 大変便利でした。

 

コンテナから最後のひと固まりを 引き出す際、引き出しバンドがかかっている木材のビスが

引き出す力に耐えきれず 折れてしまい 苦労しました。

いろいろな場所にバンドをかけることを試してみましたが、 すべて材が砕けるかバンドが滑ってかからず、

結局、土台にバンドをかけ直すことはできませんでした。 最終的には 部材を直接バンドで束ねて 引き出しました。

 

 

またトラックへの積み込み 積み降ろしですが、 ひと部材の固まりの重さが一番重いのだと2.5トンありました。

これでは 4トンユニックについているクレーンでは 吊り上げの出力が不足し、

現場に 大型のクレーンか 補助重機が必要になります。

 

今回は 積み込みではフォークリフトが利用でき、 降ろす現場では大型クレーンを利用できましたが

積む際、降ろす際のどちらかが4トンユニックのみでは 作業ができない状況になるところでした。

 

作業マニュアルでは 引き出す際には

4トンユニックでは出力が不足する とありましたが、

積み込みに関しては ユニックのみでも

吊り上げ可能と受け取ってしまったので、

記載内容も誤解されない書き方へ

修正したほうがよいと感じました。

 

いくつか予想外の事もありましたが、予定通りに午前中にコンテナから荷降ろし、

午後に現場搬入が出来ました。

 

またクレーンの作業員やコンテナの運転手は 「毎回なんらか こういった出来事やトラブルはあるものだ」 と言ってましたので

そんなものかとも思っています。

この後は組み上げ作業となりますので、進行状況をまたお知らせいたします。

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ログハウスのセルフビルド中には 「予想外のハプニング」 が起こることもあります。

特に 荷降ろし時には 私達の経験でも 今までにいろいろなことが起こり、その都度 対処してきました。

確かに、セルフビルダーさんからのご指摘のように、二次輸送時に 4トンユニックだけでは 対応が難しいこともあります。

(「4トンユニック」と言っても クレーン能力は個々に異なるため、 場合によっては 吊上げ力が 2トン程度だったり、

あるいは 吊上げ力があって重い梱包をトラックに積み下ろしすることは可能でも 遠くに飛ばすことは無理だったりします。)

 

早速、セルフビルダーさんからのアドバイスに従って 荷降ろしマニュアルに 二次輸送の重機について 説明を追記しました。

キートスには 何百人というセルフビルダーさんがいらっしゃるので、

みなさんからいただく質問などにより キートスの施工マニュアルは 常にバージョンアップしています。

だから多分、他社さんとは比較にならないほど 充実したマニュアルになっているのではないかと思っています。

それでも今回のように 追記した方が良いことがまだまだ 出てくるので、

これからもキートスの施工マニュアルは どんどん加筆され、ますますページが増えていくことになるでしょう。

 


[ ログハウス徒然草 16.08.05 ]     Kiitos Log House