今はログハウスのセルフビルドができて幸せ。

「基本的に一人で作業しているので、 他の現場より遅れているのは わかっているんです。」

笑顔でそうお話されるのは、 福島県で東日本大震災後の住宅再建のためにログハウスをセルフビルド中のオーナーさん。

平日だけでなく 土曜日も仕事があったり、 作業ができそうな週末には 台風がやって来たり、

焦る気持ちはあるものの、なかなか思うように作業できないのが 現実のようです。

 

・・・ ということで、 先週末(11/15) 指導と応援のために セルフビルド現場に出かけてきました。

天気は 思っていた程良くはありませんでしたが、 なんとか 雨にも降られず 作業は順調に進みました。

 

セルフビルドをされている息子さんと一緒に 現場では お父さんが ログ間断熱材を取り付けたり、

脚立やコンパネを買いに行ったり、掃除したり、 部材養生したり、、、と 様々な側面サポートをされています。

 

現在 平日はお仕事、週末はログハウスのセルフビルドと 忙しい毎日を過ごされているオーナーさんですが、

震災後には 病気にもなったそうです。

 

「ログハウスのセルフビルドは 津波で家が流される前から ずっとやりたかったことなんです。

この 『ログハウス・セルフビルド』 があったから、 辛い闘病生活や食事制限にも 耐えられました。

最初の2ヶ月間は 夢にまで肉が出てきたりして 辛かったです(笑)。

でも 今は 好きなことをしているので、 幸せですよ。」

 

真面目で 東北の人特有の少しシャイな感じのオーナーさん、

辛い過去の話をされるときも 笑顔を忘れない、その前向きな生き方には とても感銘を受けました。

 

現場に到着した時には 5段目のログに

とりかかったところでしたが、

私達キートス応援隊が引き上げる時には

ここまで積むことができました。

たくさんあったログ梱包も かなり減ったので、

今後は ログ材を探したり 運んだりするのも随分 ラクになると思います。

(なんせ 広い平屋は 積むログも 長くて 多いです)

 

ログ組みは 早く積みあがれば汚れず綺麗ですが、 体調も考えながら 親子でのセルフビルドを 楽しんでくださいね。

 


 [ ログハウス徒然草 14.11.18 ] Kitos Log House