親戚の大工さんにちょっと手伝ってもらいました。

茨城県のご実家に ログハウスの離れをセルフビルドされているご夫婦の現場では

天井やロフト床板施工で 親戚の大工さんが 活躍されたようです。

 

大工さんは 「建築のプロ」、 そして 施主さんは セルフビルドしていても 「建築素人」 なので

現場に大工さんが手伝いに入ると 力関係が微妙になって いろいろ難しくなることが 多いのですが、

この親戚の大工さんは ログハウスに とても興味を持っておられ、

間違えないように 作業についても 施主さんの意見も ちゃんとお聞きになっているようですし、

よくある 「大工さんが言うことを聞いてくれない」 という 『大工さんの独走』 はなさそうです。

 

そこで、 今後 みなさんが 大工さんにお願いする時に 上手に手伝ってもらえるように

この茨城県のセルフビルダーさんに 大工さんとの付き合いについて ちょっとお聞きしてみました。

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「天井と床は、親戚の大工さんに 無償でお手伝いしてもらいました。

『プロ』 の登場は、友達のお手伝いと違って仕上がりが良いし、 作業の進め方はタメになる。

だけど 難しい部分も。。。

天窓周り、舟形天井、天井/床の点検口周りは、仕上がりが良かったので やってもらって良かった。

 

作業の進め方で 感心したのは、、

・床板張るときは コンパネ一枚に押切り丸鋸を乗せる。

余計な仮床をあらかじめ撤去することで 効率良く仕事ができる。

・材料を張る前に 一枚の幅(はたらき)を計測し、

何枚で張り終わり 最後はどれだけ余るのか、

途中で 電線などの邪魔者があるかどうを 見極める。

・材選びは慎重。 材料を切るときは きわめて慎重。何度も材の切り直しをすることを 全く厭わない。

・張り終わりでは木っ端を並べて「働き幅」を確認。

最後の一枚を入れるときのやり方を残り数枚の時点で あらかじめ考えておく。

 

【これはイケマセン】

・ロフト根太の高さあわせで、ちょっと目を離したときに カケヤで叩き込まれてしまった。下げちゃいけないのにぃ。。

・木屑は最後に掃除する。 だから 床材の間の木屑は そのままになる。

・やり始めたら きりがいいところまでやらないと 気がすまない ・・・・ 昼飯、帰宅、いつのことになるのやら。

 

経験と技量があるので 主導権を握られてしまうと ちょっと困るのですが、

この人が ログハウスを初めてやった感想が 面白かった。

『 ロフト床材は 木裏が床面で 木表が下。 木表のほうが綺麗なんだから 下からの見栄えを 大事にしてる。

外国ものは ちがうなぁ。。』

『 フィンランド床材の厚さが 28mmだって!

日本では 14mm合板が普通、なかには 12mm合板なぁんていうこともある。』

『 なんだ この図面は! こんなのぁ 初めて見た。』 大工さんは 尺寸派。 」

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みなさんも参考にして、 大工さんと 上手に付き合ってくださいね。

 


 [ ログハウス徒然草 14.11.17 ] Kitos Log House