森と湖そしてログハウスのFINLAND  ― ライフスタイル:サウナその3 ―

 

― サウナその3 いろいろなサウナ―
 
一口にサウナといっても電気式、薪式、スモーク式などがあり、フィンランドの人たちはいろいろとたのしんでいます。さすがサウナ発祥の地ですね。
 
-電気式-
現在のフィンランドでは、一般家庭、アパートやホテルなどではこの電気式が主流です。
電気で暖めるサウナで、電気ヒーターの上にある石を熱し、これに水をかけて蒸気を発生させるサウナ、30分ほどで温かくなるので手軽ですね。
ホテルなどでは朝市で買ってきた『ヴィヒタ』(白樺の枝を束ねたもの)で体をバシバシやっている人も見かけるとか。
 
-薪式-
薪で暖めるサウナ、上下2段式になっているものが多く下段で薪を燃やし上段の石を熱する方式。
これは薪を燃すので3~4時間かかり週末向きですね。
この薪式のサウナは週末を過ごすログハウスコテージなどに多く、家族みんなで入り、焼けたい石に柄杓で水をかけジュワァァーーっと蒸気が出たところで例のヴィヒタでバシバシと楽しむのがフィンランド流。
 
-スモーク式-
1500年前からあるフィンランドのサウナの原型がこのスモークサウナ。その昔は麻の乾燥や肉などの燻製を作っていた小屋に人間が入るようになったもので、石で熱した蒸気の代わりに煙を室内に充満させて入るサウナ。この方式はじっくりと時間をかけて小屋内部を温めるので7~8時間もかかるそうですがフィンランドの人たちには今でも人気があるとか。
煙が充満する小屋は煙が目にしみ、香りも強く、さらに体が煤だらけになることもあるとか・・・まさに人間燻製のようですね。
 
どうですか、森と湖とログハウスのフィンランドに出かけたときはぜひ本場のサウナを体験してみましょう。